🎥美学No.110《リヴァプール、最後の恋》

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「最後の恋」という言葉は女性のものではないだろうか。結果的な最後ということだけではなく、「きっと、これが最後……」と、意識してする恋。仕事、結婚、出産、育児、離婚……数多の経験をし、自分をよく分かった上で挑む恋。そんな恋 […]

🎥美学No.108《かもめ食堂》

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「癒し」という言葉が頻繁に世に出てきたのはいつ頃だったか……。バブル景気が弾け、心身ともに疲れた人々が求めたものは、ゆったりした日々と穏やかな心。モノやサービスに「癒し」というワードが不可欠になった。 そんな時代のムード […]

🎥美学No.105《少年の君》

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真っ直ぐな視線が心を射抜く。頼る大人のいない孤独の中で、必死に出口を探す少年と少女。ヒリヒリする純真に、息苦しくなるほどだった。 2019年公開、香港のアカデミー賞と言われるアワードで8冠を獲得、第93回アカデミー賞国際 […]

🎥美学No.102《アデル、ブルーは熱い色》

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魅惑的な邦題を持つこの映画は2013年公開、第66回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。アブデラティフ・ケシシュ監督の他に、主演の二人、レア・セドゥとアデル・エグザルホプロスにもスティーヴン・スピルバーグ率いる審査員 […]

🎥美学No.98《タンゴ・レッスン》

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映画監督サリー・ポッターはイギリス・ロンドン出身。脚本家、作曲家、そしてダンサーでもある。14歳の頃から映画作りを始め、16歳で学校を中退、短編映画を制作。その後、コンテンポラリーダンス学校で教え、25歳のときにダンス・ […]

🎥美学No.96《ルキノ・ヴィスコンティ》

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ルキノ・ヴィスコンティは、名前の前に「モドローネ伯爵」がつく正真正銘の貴族である。そして、映画監督。イタリア・ルネッサンスの歴史に深く関わった見事な家系に生まれ、幼少期は14世紀に建てられた古城に住み、小学教育は家庭教師 […]

🎥美学No.92《ヒューマン・ボイス》

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1930年に書かれたジャン・コクトーの戯曲『人間の声(La Voix humaine )』。登場するのは一人の女と電話。5年間付き合った末に数日前に別れを切り出された恋人からの電話。必死で平静を装いながら空元気を出して話 […]

🎥 美学No.89《さらば青春の光》

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イギリスのロックバンド、ザ・フーが1973年に発表したアルバム『四重人格(Quadrophenia)』を原作とした1979年のイギリス映画。舞台は1964年のロンドン。当時のユースカルチャーの二大勢力はモッズとロッカーズ […]

🎥美学No.86《ルー・ザロメ》

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ルー・ザロメは1861年、ロシアのサンクトペテルブルクで生まれ、スイスのチューリッヒ大学で宗教学、哲学、芸術史を学んだ著述家。だが、最も大きい彼女の功績は別にある。「ルーがある男と情熱的に接すると、9ヶ月後にその男は一冊 […]

🎥美学No.80《ロミオとジュリエット》

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今から、約430年前に書かれたウィリアム・シェイクスピアの名作。対立している二つの名家、モンタギュー家の息子ロミオとキャピレット家の娘ジュリエットとの悲恋を描く。 《たった一つの私の恋が、憎い人から生まれるなんて。知らず […]