好きで忘れられない……その想いが、「ワルツ〜カミーユ・クローデルに捧ぐ〜」という脚本を私に書かせてくれた。

2017年3月に設立されたカミーユ・クローデル美術館は、パリから電車で1時間、ノジャン・シュル・セーヌという美しい街にある。そこで、彫刻家カミーユ・クローデルは少女時代を過ごした。

2019年11月、念願だったカミーユ・クローデル美術館公演のあと、パリ・ブルボン通りにあるカミーユ・クローデル最後のアトリエに行った。偶然にも門の中に入れた奇跡は、カミーユが導いてくれたのだと思っている。この写真はカミーユ巡礼の記念であり、これからの私に好きなことへの諦めない勇気をくれるものである。「好きなことで私を表現してみせる」ワルツ公演のチラシに書いたコピーは、私自身への叱咤激励でもあった。

人生で出逢った心惹かれるもの……それが私の美学が創っている。 さて、そのレールはどこに続くのだろう。