🎨美学No.111《ジャポニスム》

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西洋における『日本』の流行……それは『ジャポニスム』と呼ばれ、歴史に大きな足跡を残した。1639年の日本は中国とオランダのみ交易を許し鎖国。1858年、西洋に門を開く。200年余りの長い年月、他国に影響されず純粋培養され […]

🎨美学No.107《ロダンと花子》

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身長136cm、体重30kgの小さな身体。本名・太田ひさ、芸名・花子は、彫刻家オーギュスト・ロダンを魅了し、モデルをつとめた女性。「プティット・アナコ(小さな花子)」と愛称で呼ばれ、晩年のロダン夫妻に家族のように愛された […]

🎨美学No.104《佐伯祐三》

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パリのモンパルナス、それは30年の短い生涯だった画家・佐伯祐三にとって運命の場所だった。 大阪にある寺の次男として1898年に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で画家・藤島武二に師事。足の不自由な画学生・米子と在学 […]

🎨美学No.93《藤田嗣治》

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「日本に居ては時間の邪魔多く本当の勉強は出来ず、世間のために使はれて利用され、そのまま棄てられてその繰りかへしのみであって、その間に人の策動にかけられ嫉妬の集中に悩まされ、迫害多くして何等の足しになる事等はなく……」 1 […]

📖美学No.90《マドレーヌ》

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「パリのつたのからんだ、ある古い屋敷に、12人の女の子が暮らしていました。」ルドウィッヒ・ベーメルマンス作・画の絵本『マドレーヌ』シリーズはいつもこの文章で始まる。修道女ミス・クラベルが世話をする寄宿舎には12人の女の子 […]

🎨美学No.69《CLAUDE CAHUN》

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クロード・カアンの写真集である。と言っても、この名前を知っている人はなかなかいない。日本で刊行されている本もない。表紙の写真は1928年に撮影されたセルフポートレートだ。こちらを見つめる視線はどこか虚無的だが、鏡に映って […]

🎨美学No.65《ジョージア・オキーフ》

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「アメリカ・モダニズムの母」と呼ばれた女性画家。彼女を知ったのは絵画からではなく、友人からもらった1冊の本『ジョージア・オキーフ 崇高なるアメリカ精神の肖像』。そして、夫である写真家のアルフレッド・スティーグリッツが彼女 […]

🎨美学No.61《ガラ》

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画家サルバドール・ダリの妻、ガラ。前夫は詩人ポール・エリュアール。画家マックス・エルンストと夫を含めた相思相愛の三角関係でもあった。傲慢、冷徹、色情狂、金の亡者……彼女を表す褒め言葉は見つからない。「愛すべき芸術家のミュ […]

🎨美学No.55《ジャン・コクトー》

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詩人、小説家、劇作家、評論家、脚本家、画家、映画監督と数々の肩書で《芸術のデパート》と呼ばれたコクトー。彼は、特に「詩人」と呼ばれることを好んだ。世紀末パリの芸術家達を調べると、必ずコクトーと出逢う。ココ・シャネル、モデ […]

📖🎨美学No.51《子どもの本・1920年代》

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1991年、東京都庭園美術館で『子どもの本・1920年代展』が開催された。これはその時の図録である。展覧会に行くと、内容が気に入れば必ず図録を買う。その中でもこの本は一番のお気に入りだ。 言論の自由、男女平等、自由教育な […]