🎨美学No.93《藤田嗣治》

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「日本に居ては時間の邪魔多く本当の勉強は出来ず、世間のために使はれて利用され、そのまま棄てられてその繰りかへしのみであって、その間に人の策動にかけられ嫉妬の集中に悩まされ、迫害多くして何等の足しになる事等はなく……」 1 […]

📖美学No.90《マドレーヌ》

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「パリのつたのからんだ、ある古い屋敷に、12人の女の子が暮らしていました。」ルドウィッヒ・ベーメルマンス作・画の絵本『マドレーヌ』シリーズはいつもこの文章で始まる。修道女ミス・クラベルが世話をする寄宿舎には12人の女の子 […]

🎨美学No.69《CLAUDE CAHUN》

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クロード・カアンの写真集である。と言っても、この名前を知っている人はなかなかいない。日本で刊行されている本もない。表紙の写真は1928年に撮影されたセルフポートレートだ。こちらを見つめる視線はどこか虚無的だが、鏡に映って […]

🎨美学No.65《ジョージア・オキーフ》

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「アメリカ・モダニズムの母」と呼ばれた女性画家。彼女を知ったのは絵画からではなく、友人からもらった1冊の本『ジョージア・オキーフ 崇高なるアメリカ精神の肖像』。そして、夫である写真家のアルフレッド・スティーグリッツが彼女 […]

🎨美学No.61《ガラ》

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画家サルバドール・ダリの妻、ガラ。前夫は詩人ポール・エリュアール。画家マックス・エルンストと夫を含めた相思相愛の三角関係でもあった。傲慢、冷徹、色情狂、金の亡者……彼女を表す褒め言葉は見つからない。「愛すべき芸術家のミュ […]

🎨美学No.55《ジャン・コクトー》

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詩人、小説家、劇作家、評論家、脚本家、画家、映画監督と数々の肩書で《芸術のデパート》と呼ばれたコクトー。彼は、特に「詩人」と呼ばれることを好んだ。世紀末パリの芸術家達を調べると、必ずコクトーと出逢う。ココ・シャネル、モデ […]

📖🎨美学No.51《子どもの本・1920年代》

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1991年、東京都庭園美術館で『子どもの本・1920年代展』が開催された。これはその時の図録である。展覧会に行くと、内容が気に入れば必ず図録を買う。その中でもこの本は一番のお気に入りだ。 言論の自由、男女平等、自由教育な […]

🎨美学No. 49《アンディ・ウォーホル》

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ポップ・シャーマン=アンディ・ウォーホル。彼の作品は、Tシャツ・バッグ・スマホの壁紙など、今も日常に存在し、誰もがどこかで見たことがあるはず。無感情・無性格な対象を反復し描き、どこにでもあるものの芸術化、芸術の日常化とい […]

🎨美学No.40《ファッションから名画を読む》

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深井晃子 著 人を描いたならば、裸体画ではない限りそこには必ず衣服がある。描かれた当時のファッションがある。その入口から名画を読み解こうという本である。 1434年『アルノルフィニ夫妻像』その写実性、緻密さは人間業とは思 […]

🎨美学No.36《草間彌生》

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1960年代後半、裸の体に水玉を描いたり、ヒッピーの男女を全裸にして星条旗を焼いたり……ニューヨークでの草間彌生の「ハプニング」は、多いに話題になる。そこには、男女の性差別、資本主義への疑問、ベトナム戦争反対という強い思 […]