📖美学No.57《別冊太陽 近代恋愛物語50》

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瀬戸内晴美 選 明治・大正・昭和と生きた男女の愛のかたち50選。若き瀬戸内寂聴先生、よくぞ選んでくださった!という本。この本に出会って「時代の女たち」が気になり、関連の本を読み始めたのだ。 1972年に季刊誌『別冊太陽』 […]

📖美学No.54《ジャズ・カントリー》

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ナット・ヘントフ 著 ジャズ評論家であり、1950年代から1960年代に全米で起こった黒人の権利と人種差別撤廃を求めた公民権運動にも関わったナット・ヘントフが書いた小説。1964年に出版され、全米青少年の共感を呼び「最高 […]

📖🎨美学No.51《子どもの本・1920年代》

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1991年、東京都庭園美術館で『子どもの本・1920年代展』が開催された。これはその時の図録である。展覧会に行くと、内容が気に入れば必ず図録を買う。その中でもこの本は一番のお気に入りだ。 言論の自由、男女平等、自由教育な […]

📖美学No. 48《歳時記》

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俳句を作っていた時期がある。友人のお母様が主宰する俳句結社が東京に支部を作ることになり、支部長を引き受けてしまったのだ。初心者の私がまず手に取ったのが歳時記である。俳句に必要な季語が集められ、四季折々の日本古来の年中行事 […]

📖美学No.43《葉桜の日》

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鷺沢萠 著 「俺は、誰なんだ?」親を知らない19歳のジョージ《葉桜の日》と、横浜・中華街のバーで働く23歳の健次《果実の舟を川に流して》の二篇が収められている。ジョージは自分が誰の子で、何処で生まれたかを知らない。健次は […]

📖美学No.39《春琴抄》

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谷崎潤一郎 著 本との出逢いは様々である。今ならネット検索して購入、電子書籍もある。いつどこでも手軽に……とはなったが、出逢いの物語が少なくなるようで少し寂しい。 二十歳の頃の我が住居、六畳一間、キッチン・トイレ付きのア […]

📖美学No.34《奇縁まんだら》

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瀬戸内寂聴 著 横尾忠則 画 思いもかけない不思議なめぐりあわせ……人生はすべて奇縁によって方向づけられる。人は一生の中でいったい何人と出逢い、別れてゆくのか。その経験や思い出が人を形作り、人生を創ってゆく。 2007年 […]

📖美学No.33《向田邦子の恋文》

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向田和子 著 『父の詫び状』『眠る盃』『無名仮名人名簿』『思い出トランプ』『あ・うん』『隣の女』『夜中の薔薇』『女の人差し指』『男どき女どき』……私の本棚に並ぶ背表紙を見るだけで、昭和に生きた男や女、そして家族の姿が浮か […]

📖美学No.31《ゆきてかへらぬ》

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中原中也との愛  長谷川泰子 述 村上護 編 詩人・中原中也と評論家・小林秀雄と三角関係にあった長谷川泰子という女性。天才二人の裏側にいて彼らに翻弄されたと思いきや、彼女自身が自分の人生を創りだそうと必死に生きていたとい […]

📖美学No.22《川端康成・三島由紀夫 往復書簡》

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日本が誇る世界の文豪、川端康成と三島由紀夫。東大在学中、二十歳の三島は処女小説集「花ざかりの森」を川端に送り、その返礼から往復書簡は始まる。当時の川端は「伊豆の踊り子」「雪国」などで押しも押されぬ大作家。文壇デビュー前の […]