📖美学No.33《向田邦子の恋文》
向田和子 著 『父の詫び状』『眠る盃』『無名仮名人名簿』『思い出トランプ』『あ・うん』『隣の女』『夜中の薔薇』『女の人差し指』『男どき女どき』……私の本棚に並ぶ背表紙を見るだけで、昭和に生きた男や女、そして家族の姿が浮か […]
向田和子 著 『父の詫び状』『眠る盃』『無名仮名人名簿』『思い出トランプ』『あ・うん』『隣の女』『夜中の薔薇』『女の人差し指』『男どき女どき』……私の本棚に並ぶ背表紙を見るだけで、昭和に生きた男や女、そして家族の姿が浮か […]
中原中也との愛 長谷川泰子 述 村上護 編 詩人・中原中也と評論家・小林秀雄と三角関係にあった長谷川泰子という女性。天才二人の裏側にいて彼らに翻弄されたと思いきや、彼女自身が自分の人生を創りだそうと必死に生きていたとい […]
日本が誇る世界の文豪、川端康成と三島由紀夫。東大在学中、二十歳の三島は処女小説集「花ざかりの森」を川端に送り、その返礼から往復書簡は始まる。当時の川端は「伊豆の踊り子」「雪国」などで押しも押されぬ大作家。文壇デビュー前の […]
山田詠美 著 小学校五年生の少女・本宮杏が転校して起こるいじめ。杏は何回もの転校で、転校生がどういう風に扱われるかをよく知っている。彼女はあえて馴染むことをせず、違和感をふりまき続ける。人間には実際の年齢ではなく、大人と […]
J.D.サリンジャー 著 18歳の私にセツ・モードセミナーの学友がノートを見せてくれた。開くと「もしも君が、ほんとうにこの話を聞きたいんなら…………」、表紙には「The Catcher in the Rye」。何と!「ラ […]
写真・文 高橋健司 私が幼い頃に通っていたのはカトリックの幼稚園だった。先生は黒い修道女姿のシスターで、スカート脇に長いロザリオをつけていた。目線が低かったからなのか、黒いスカートが目の前を横切るとき、ロザリオがガチャガ […]
伊丹十三 著 映画監督 ・俳優・エッセイスト・翻訳家・商業デザイナー・イラストレーター・CM作家・ドキュメンタリー映像作家……と、マルチな肩書きを持つ氏のエッセイ。彼の美意識が、1968年35歳にして、すでに完成されてい […]
ヘルマン・ヘッセ 著 小学校の図書室が好きだった。図書委員になって、クラス全員の図書利用の棒グラフを作り、「皆さん、もっと本を読みましょう。」などと言っていた。借りたら早く読んで、早く返して、次を借りる。勿論、棒グラフの […]
石岡瑛子 著 凛と立つ赤「 I=私 」。まるで石岡瑛子本人が、日本人として世界にすくっと立っているかのようなデザイン。2012年に73歳で亡くなった石岡瑛子は、世界中から仕事をオファーされた国際的なアートディレクター。フ […]
「美学」という言葉が好きだ。 美とは何か? 何が美しいものなのか? 何を美しいと感じるのか? 美しさは何のためにあるのか? 「美学」とは、美しさについて哲学的に深く掘り下げて考えてみる学問。 私の手元にある1冊の本。 ズ […]