🎥美学No.108《かもめ食堂》

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「癒し」という言葉が頻繁に世に出てきたのはいつ頃だったか……。バブル景気が弾け、心身ともに疲れた人々が求めたものは、ゆったりした日々と穏やかな心。モノやサービスに「癒し」というワードが不可欠になった。 そんな時代のムード […]

🎨美学No.107《ロダンと花子》

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身長136cm、体重30kgの小さな身体。本名・太田ひさ、芸名・花子は、彫刻家オーギュスト・ロダンを魅了し、モデルをつとめた女性。「プティット・アナコ(小さな花子)」と愛称で呼ばれ、晩年のロダン夫妻に家族のように愛された […]

🎼美学No.106《SHOWの音楽》

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ファッションの仕事には春夏と秋冬のコレクションがある。シーズンのイメージが固まり、洋服の制作に入ると同時にショーの制作にも入る。モデルをオーディションし、ヘアメイクと打ち合わせ、演出と共に音楽を決める。約20分のショーの […]

🎥美学No.105《少年の君》

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真っ直ぐな視線が心を射抜く。頼る大人のいない孤独の中で、必死に出口を探す少年と少女。ヒリヒリする純真に、息苦しくなるほどだった。 2019年公開、香港のアカデミー賞と言われるアワードで8冠を獲得、第93回アカデミー賞国際 […]

🎨美学No.104《佐伯祐三》

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パリのモンパルナス、それは30年の短い生涯だった画家・佐伯祐三にとって運命の場所だった。 大阪にある寺の次男として1898年に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で画家・藤島武二に師事。足の不自由な画学生・米子と在学 […]

👗美学No.103《日本のおしゃれ》

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目を見張るような美しさにため息が出る。贅沢な絵画を身に纏うかのような着物の数々。日本人の職人技、四季を愛でる繊細な美意識、決まり事の中に遊び心があり、着物・帯に半襟などの和装小物で無限大に可能なコーディネートは、着る人に […]

🎥美学No.102《アデル、ブルーは熱い色》

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魅惑的な邦題を持つこの映画は2013年公開、第66回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。アブデラティフ・ケシシュ監督の他に、主演の二人、レア・セドゥとアデル・エグザルホプロスにもスティーヴン・スピルバーグ率いる審査員 […]

📖美学No.101《林芙美子と緑敏》

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『貧乏を売り物にする素人小説家』『半年間のパリ滞在を売り物にする成り上がり小説家』『軍国主義を囃し立てた政府お抱え小説家』……文壇に登場してから戦中まで、林芙美子についたレッテルは、新しいことを成す作家に与えられた勲章の […]

☕️美学No.100《憩いの場所》

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このエリアに行ったら、ここ……という決まった場所があった。青山は「大坊珈琲店」、渋谷は「ドゥ マゴ パリ」、銀座は「ウエスト」。今では1軒しか残っていない。時の移ろいに寂しい思いを抱いているのは、私だけではないだろう。 […]

🎼美学No.99《ジミー・クリフ》

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カリブ海の小さな島ジャマイカで生まれたレゲエ・ミュージック。1970年代、そのリズムは世界に大きな衝撃を与えた。 1962年、ジャマイカがイギリス統治から独立した年にデビューしたのが、レゲエ界の生ける伝説ジミー・クリフ。 […]